黒革のブーツに白い手袋、その手には黒光りする拳銃。銃口はみすぼらしい身なりで取り囲む婦警たちの半分ほどしかない背格好の囚人たちに向けられている。
反抗的なオスたちを人間便器として再教育する為の更生施設への連行中に愚かにも脱走を試みた一匹と不運なその他たち。
「私たちから逃げようなんていい度胸してるじゃない。
おとなしく捕まっていれば私たちの人間便器として生かしておいてやったのにね。
まぁ最近は便器になりたくてわざと捕まるオスもいるくらいだから、この場で処分出来るのはいいことだけど。」
「そうね、ちょうどいいから他の豚も連帯責任で何匹か処分してやろうかしら。
それとお前はよっぽど便器に成りたくないようだから私が個人的に便器として使ってやるわ。
心配しなくても大丈夫よ。一月もすればお前は私たちの黄金を他の豚と同じように鳴いて求める立派な人間便器に成っているんだから。」